今日は金賞蔵を見学

2010年05月25日

先週21日に
平成21酒造年度の全国新酒鑑評会の審査結果が発表されましたが、
福島県は金賞 受賞数日本一に輝きました。

平成17年に日本一になって4年ぶり、
ここ3年間は新潟が1位で福島は2位でした。

今年は
新潟は43蔵入賞の内、金賞が18蔵で38.2%の金賞割合。
福島は30蔵入賞の内、金賞が20蔵で66.6%の金賞割合で圧倒的大差。

全国的に見ても、
仙台国税局管内の出品が169点に対して入賞以上の受賞が125点。
しかしそれ以上に点数が出された関東信越国税局管内は出品が計222点に対して
入賞以上の受賞が126点。

つまり、
東北のお酒は入賞率74%。
新潟や長野のある関東信越国税局管内は58%、
第3位は灘伏見のある大阪国税局管内だけど、出品点数114点に対して
入賞以上の受賞点数は54点。受賞率は47.3%。


つまり
東北のお酒は全国的に見ても美味しいお酒が多くて、
その中でも福島は日本一の酒処なんですよ。

と、
よそから批判が来そうな
福島県民として手前味噌なことを書いてみました。



そんな今日は
"ふくしま春の陣"以来
「蔵見学に行きたい!!」と熱望していた
ノリちゃんとカズミちゃんを連れて
"東北に酒あり"の榮川酒造 磐梯蔵へ蔵見学。





もちろん
大吟醸 榮四郎が金賞受賞した榮川酒造ですから、
「金賞おめでとうございます。」が
初めのご挨拶ですね。









瓶詰めラインが若松駅前から
磐梯蔵へ移った榮川酒造ですが、
仕込みをおこなう昭和蔵は見学したことはありましたが、
瓶詰めラインを見学するのはNon-bayも初めて。





「造り酒屋の梅酒」が出荷の最中でした。
「造り酒屋の梅酒」は日本酒の原酒で漬けた梅酒。
焼酎で仕込んだ梅酒より梅エキスがじわっとしみ出した感じで
優しい呑み口ですね。



仕込みタンクには
7日目と10日目の醪が入ってました。
泡無し酵母の仕込みであまりプクプク泡立っていませんが、
泡立つ醪を見るたびに「醪って、やはり生き物だな。」って感じます。

この2本のタンクが今年最後の仕込み。
醪を搾ると、今年の仕込みは皆造<かいぞう>を迎えます。




その後、
"ゆっ蔵"で
ノリちゃん・カズミちゃんは唎き酒。
Non-bayは運転手なので、お預け。

夏の限定品"生貯蔵 吟醸"に始まって、
大吟醸、純米大吟醸、金賞受賞酒「榮四郎」と出されたお酒は
全て戴く素直な二人。








そのあと、"ゆっ蔵"の限定品 磐梯しぼりの吟醸と特醸と進み、
「うめ酒」、「ゆずの酒」とリキュールを味わって、
秘酎、ゴールド秘酎を一滴残さず味わう二人。










瓶やラベルは毎日見ていても
純米大吟醸や榮四郎、ゴールド秘酎の中身には
なかなか出逢えないものね。

今日のノリちゃん・カズミちゃんが
蔵見学でどのくらいお勉強になったかは
今後のアンドウ君への注文で判りますね。




二人の唎き酒のあいだ、
Non-bayは"ゆっ蔵"を撮影。







2階も見せて戴きました。
立派な梁ですね。



本日もゆっ蔵の由美子女将には
蔵見学の案内から試飲まで大変お世話になりました。

途中トラブルで到着が20分ほど遅れましたが
アンドウ君もお世話になりました。




◇ゆっ蔵
【営業時間】AM10:00〜PM4:30
【定休日】毎週水曜日  


Posted by Non-bay at 00:02Comments(10)日本酒