湖南のどぶろく「きかん坊」
2011年01月29日
去年の夏に布引山に向かう途中で
看板を見て立ち寄った蕎麦屋"わらい家"さん。→その時の記事は、こちら。
その際に、
この冬には、どぶろくを仕込むことをお聞きしていたので、
12月の初めに2本予約してました。
年末の大雪のため
1月4日にお邪魔しました。
湖南 どぶろく「きかん坊」と云うネーミングで
出来あがったようです。
発酵を抑えるために
冷凍で発売しています。
いつものように
美味しいお蕎麦を戴き、
2本お持ち帰り。
冷凍状態は思ったより早めに解凍になります。
<これ、若干凍っていても"美氷"みたいにシャーベット状態でも楽しめますね。>
1本はその晩の新年会で
みんなでテイスティング。
まだ、若い感じ。
米も溶けずに残っているのも
どぶろくらしさかな。
残った1本は
ウチの冷蔵庫で低温発酵させてみました。
3日後に苺を肴に1杯。
酵母は協会9号系とのこと。
9号酵母と云えば、
熊本の"香露"の酵母。
さすが吟醸酵母、冷蔵庫の中でも発酵が進みます。
あとで聞いた際に、901号の泡なし酵母とのこと。
キャップを緩めてたけど、
炭酸ガスでボトルは膨らみます。
奥さんは
醪を入れて蒸しパン作ったようです。
ほのかなお酒の香りが良いですね。
国の構造改革特区「どぶろく特区」に昨年6月、
郡山の湖南地区が認定させた訳だけど
湖南で最初の醸造免許を受けたのが"わらい家"さん。
「どぶろく特区」に認定されたからと云って
誰でもどぶろくを仕込める訳ではなくて、
ちゃんと税務署の免許が必要です。
特区内で民宿や農家レストランなど飲食店を経営していて
原料米も自分で栽培しなければならないようです。
"わらい家"の二瓶笑子さん、
蕎麦を打ったり、
お店で使う器を自分で焼いたり、
どぶろくの仕込みも始めたりとスーパーウーマンですね。
ちなみに郡山のどぶろく特区認定は県内6番目。
南会津とか只見とか飯舘、あと何処だったかな。
呑みたいのを我慢して、
冷蔵庫に寝かせること2週間ちょっと。
先日21日開けたときがこれ。
元気な泡がプチプチ湧いてきます。
4日には残っていた米粒も溶けて
ペースト状態に。
4日に開けた時には
もうちょっと甘さが欲しいかなと思ったのだけど、
度数が上がったせいか、
キレがあって甘さもいりませんね。
この晩の肴は
会津の馬肉のソーセージ。
"どぶろく"って
まさに活きた酒。
発酵の進行で変化を楽しむのが
面白いかも知れませんね。
よく"どぶろく"って、
発酵が進むと酸っぱくなるけど、
この「きかん坊」、この段階まで全く酸っぱさを感じません。
冷蔵庫に入れているのが良いのかも知れません。
低温で乳酸菌の発酵を抑えているのかも。
この冬に始まったばかりの仕込みですから
今後試行錯誤を加えて完成度を上げて行くことだと思います。
"わらい家"さんでは
900mlで1,800円での販売ですが、
湖南の福良まで行けないって方には
450mlで郡山駅でも売ってます。
Posted by Non-bay at 11:44
│Comments(2)
│和酒
この記事へのコメント
Non-bayさんの感想を聞いては買いに行かなくちゃ!
湖南まで行けないので、駅に行ってきます!
湖南まで行けないので、駅に行ってきます!
Posted by みきりん at 2011年01月29日 14:40
☆みきりん さま☆
<※感想はあくまでも個人のものです。>なんて
怪しい通信販売みたいなこと云ってみたり。。。^^
春になったら
菜の花と風車を見に湖南もイイですよ。
でも、Non-bayもこの季節の湖南は運転に自信がありません。。。ーー;
<※感想はあくまでも個人のものです。>なんて
怪しい通信販売みたいなこと云ってみたり。。。^^
春になったら
菜の花と風車を見に湖南もイイですよ。
でも、Non-bayもこの季節の湖南は運転に自信がありません。。。ーー;
Posted by Non-bay at 2011年01月30日 23:43