かんだ やぶそば

2010年03月10日

本日は東京出張と云うか、千葉の市川で昼前に打合せ。
その後、
リサーチを終えたのが午後1時ぐらいだったので、
お昼は総武線で秋葉原まで戻って
神田淡路町の"かんだ やぶそば"へ。

以前
海坊主さんがYouTubeから『ワーズワースの冒険』を発掘して
蕎麦屋の話を紹介していたけど、"かんだ やぶそば"は
予定が丁度しなくて今まで行ったことがありませんでした。



秋葉原駅の電気街口から歩いて5分程度、
ビルの谷間に確かに戦災を免れた建物はありました。


平日の昼下がり、
席は空いていました。
テーブル席でも座敷でもと案内されて
もちろん座敷へ。
座敷では3組ほどお客さんがいましたが、
皆さんお酒かビールを嗜んでおりました。

Non-bayももちろん燗酒と「かまぼこ」600円を。



絶妙な温度のぬる燗がでてきた。
お通しの"ねり味噌"が酒に合う味で日本酒が美味しい。
「かまぼこ」、"いたわさ"って上質の山葵を味わう肴だと思った。



"かんだ やぶそば"独特の
仲居さんが受けた注文を女将さんが帳場に伝える節回し、
これを聴きながら時間がゆっくり流れていき
酒を傾けながら会話が弾む。

食べログでの
"かんだ やぶそば"の評価を見ると
量が少ないとか、値段が高いとか、
蕎麦の香りがしないとか、コシがないとか書いている方がいるけど、
この店はやっぱり
Non-bayが常々云うけど
「蕎麦屋の昼酒ほど贅沢なものはない」を堪能する蕎麦屋の最高峰だね。


帳場に伝える注文をBGMに
ねり味噌舐めながらぬる燗を呑みつつ
江戸情緒を味わえるお店です。

今回
お蕎麦は「せいろうそば」でなく
「かも南蛮」1800円を注文。


鴨って、やっぱり脂より血の味ですね。<Tさま>
だから、柚子が効くのだと思う。






福島に住んでいるから
蕎麦の産地として蕎麦の美味しいお店を数多く訪れることは出来るけど、
こちらのような江戸の蕎麦屋の食文化を残すお店はありません。
次世代にも伝えたいですよね。

お酒とビールとかまぼこと
卵とじ蕎麦と鴨南蛮で2人で5,000円、
蕎麦屋の昼酒としては安いと思います。
日本の食の文化遺産と云えるお店で
"蕎麦屋で一杯"を満喫させていただきました。



この店の雰囲気は
『ワーズワースの冒険』で、どうぞ。
↓ ↓ ↓ 



◇かんだやぶそば
TEL/03-3251-0287
東京都千代田区神田淡路町2-10
営業時間/11:30~20:00(LO19:30)


  


Posted by Non-bay at 23:22Comments(7)蕎麦